HP Proliant MicroServer セットアップ 5
本日未明 HP ProLiant MicroServer で稼働中の Debian で、月に一度の md resync が走っていたようです。2TB の WD20EARS が 4 つの RAID5 で、所要時間は 8 時間ほどでした。
MicroServer のスリープ機能について問い合わせがあったので、すこし調べてみました。とりあえず /sys/power/state を読んでみたところ disk しかありません。
% cat /sys/power/state disk
スタンバイ・スリープがサポートされているシステムであれば stanby や mem といった文字列が見えるはずです。BIOS にもパワーマネージメントの項目が全くないので、ハードウェア的にそれらの機能がないのかもしれません。Windows のシステムではどうなっているかは不明です。
また SATA HDD の消費電力についてですが、5 台すべての HDD がスタンバイ状態になると、システム全体で 40W 程度だった消費電力が 25W まで下がりました。SATA HDD なしでは 20W ほどなので、なかなかよい成績です。
HDD を強制的にスタンバイにするのは普通に hdparm コマンドでいけます。
% sudo hdparm -y /dev/sd[abcde] /dev/sda: issuing standby command /dev/sdb: issuing standby command /dev/sdc: issuing standby command /dev/sdd: issuing standby command /dev/sde: issuing standby command
HDD がスタンバイ状態になると、かすかに聞こえるディスクの回転音も消え、かなり静かになります (システムを置いた HDD がすぐにスピンアップを始めて音を出すのですが)。
hdparm -S によるスタンバイ状態に移行する時間の設定もできます。
2010/10/03 20:32:00 JST