SparkleShare による個人メモ環境構築
SparkleShare を個人的なメモの共有のために導入してみることにしました。
オンラインな個人メモ環境として機能的に最適なのは Evernote だということはわかっているのですが、パスワードやカード番号といった機密情報をクラウドサービスに預けたくはありません。
これまでは自前でホストした Git リポジトリを使い、テキストファイルを手作業で編集・同期していたのですが、管理するファイルが増えてさすがに限界を感じていたのでした。
そういうわけで、とりあえず gitolite の既存のリポジトリを使って Linux/Windows/OSX の間で自動同期ができる状態にしてみました。
当然ながら SparkleShare はちょっとしたファイルの更新でもすぐにコミット&プッシュしてしまうので、几帳面な性格の自分としては精神的に落ち着かないのですが、しばらく我慢して使ってリポジトリの太り具合などを見ていきたいと思います。
なお SparkleShare の Windows 版では環境変数 %HOME%
が設定されているとリポジトリの追加がうまくいかない不具合があることがわかったので 作者に報告 して直してもらいました。 微妙に問題を理解してないようだったのでパッチを貼ってやるなどしましたが、いきがかりで Windows の .NET Framework 4.0 開発環境を作ってしまったので、これを使って後でなにかしたいです。
あとは SparkleShare と組み合わせて使えるメモアプリがほしくなります。たぶん パーソナル Wiki というカテゴリのソフトウェアが自分の性向に合っている気がするのですが、この分野でクロスプラットフォームで不具合なく動作し Evernote クライアントに比肩するようなソフトウェアはなかなか見つかりません。
とりあえず今回は VIM で動く QFixHowm と vimwiki を試してみました。両者ともテキストファイルを扱う限りでは機能も豊富で申し分のないソフトウェアですが、設計思想がかなり異なるので、しばらく使って較べてみることにします。
なおこれにあわせて行った VIM の環境設定の見直しでは先日買った Vim テクニックバイブル が役に立ちました。QFixHowm の活用法も載っています。
2012/06/02 19:43:00 JST