最近の買い物: CFD W3U1600HQ-8G/N

先月 amazon.co.jp に注文した 妙に安いメモリ W3U1600HQ-8G/N × 2 が届きました。 1 月 18 日に注文して届いたのが 2 月 21 日。お届けまで 2 〜 5 週間と予告されてましたが、本当にそれくらいかかったことになります。

ひとつ 6,081 円で購入しましたが、この価格は発送された日あたりに約 10,000 円に改訂されて通常パッケージ版 W3U1600HQ-8G とほぼ同価格になり、そして今は注文できなくなっているようです。やはりもっと注文しておけばよかった。

そういうわけで、さきほど 新しい PC に取り付けて試してみました。まあ当然ですが普通に動きます。このメモリは Intel XMP に対応しており、定格の 1600MHz CL11 に加えて 1600MHz CL9 と 1869MHz CL11 のプロファイルが存在することが ASUS MAXIMUS V GENEBIOS で確認できました。

とりあえずこの 3 通りのプロファイルで Windows 8 のエクスペリエンスインデックスを計測してみたところ、全プロファイルで全スコアが 8.1 になるというあまり面白みのない結果になりました。これまで装着していたメモリ W3U1333Q-4G 8GB からは CPU・メモリ・ストレージのスコアが 0.1 上昇していますが、プロファイル間での違いを見るには、まともなベンチマークソフトを動かす必要があるようです。

そして気づいたのが C: ドライブの空き容量が一気に 20GB 以上減っていること。調べてみると C:\hiberfil.sys (休止状態保存ファイル) が 27,440,037,888 bytes になってました。

C:\>dir /s /ah hiberfil.sys
 ドライブ C のボリューム ラベルがありません。
 ボリューム シリアル番号は 0000-0000 です

 C:\ のディレクトリ

2013/02/22  07:16    27,440,037,888 hiberfil.sys
               1 個のファイル      27,440,037,888 バイト

     ファイルの総数:
               1 個のファイル      27,440,037,888 バイト
               0 個のディレクトリ  160,731,553,792 バイトの空き領域

開発者のブログ記事 Windows 8 でお届けする高速な起動 の説明によれば、このファイルには物理メモリの 75% のサイズが自動的に確保されるそうで、これはメモリが 8GB から 32GB に増えた結果ということのようです。

物理メモリが増えれば、それに必要な休止状態用領域も増えるのは当然ではありますが、わずか 250GB 程度の SSD に対してこのサイズはちょっと食いすぎです。

そもそもこの PC はデスクトップ PC で休止状態になんかしないので、休止状態機能そのものをオフにして C:\hiberfil.sys を消してもよいのですが、これをやると Windows の高速起動もできなくなる仕様です。ううむ。

実際には高速起動するだけなら Windows カーネル分の休止用領域があればよいらしいので、じゃあ数 GB もありゃいいんじゃないのと思い C:\hiberfil.sys のサイズを物理メモリの 10% 設定にしてみたのですが、これがうまくいきません。

C:\>powercfg /h /size 20
        休止状態ファイルのサイズが 17150021632 バイトに設定されています。

検索して出てきた powercfg のマニュアル を見ると 50% より下には設定できないとのこと。しかたがないので、本当に C: ドライブが足りなくなるまではこの 50% 設定で使っとくことにしました。 17,150,021,632 バイトは C: のリザーブ領域だと考えることにします。

ちなみに高速起動を有効にすると開始後ログイン可能状態になるまでの 5 秒が 2 秒ほどになり、確かに速いことが体感でもわかるのですが、その前後の BIOS POST (15 秒くらい) やログイン後のプロセス立ち上げにかかる時間のほうがずっと長く支配的なので、やっぱりたいしてうれしくないという感じでした。まあ BIOS POST に関してはおそらく設定が最適でないのでしょうが…。

2013/02/23 00:22:00 JST