iMac の処分

このたび自宅の iMac (24-inch, Mid 2007) ほかを手放すことになりました。日曜日の午前中に業者が引き取りに来ます。このブログの文章を書くのがこの iMac での最後の仕事です。

愛着のあるマシンなので手放したくはないのですが、図体のでかいディスプレイを遊ばせておくほど家にスペースの余裕がないため、泣く泣く手放すことにしたのでした。

iMac との思い出

iMac の型番は MA878J/A で、2007 年秋に大井町のヤマダ電機で 20 万円以上で買ったものです。かれこれ 5 年ほど我が家のメインマシンとして使ってきたことになります。

2.4GHz の Core 2 Duo プロセッサに DDR2 メモリ 4GB (最大 6GB までいけるらしい) というスペックで、実際には現行 OS である Mountain Lion も特に支障なく動きます。しかしながら Chrome や Aperture それに VirtualBox といったメモリをバカ食いするアプリケーションを使うにはさすがに苦しくなり、使用頻度が減ってきていました。

この iMac と過ごした 5 年間を振り返ると、旧デザインの Apple Wireless Keyboard (M9270LL/A) でひたすらコードを書いたり、 BOSE Companion 3 Series II (amazon.co.jp によれば 2008/5/5 に注文したらしい) で音楽を聞いたり、 宛名職人 ver. 15 で年賀状の宛名印刷を 4 年やったり、Final Cut Express 4 で自分の結婚式で使うムービーを徹夜で作ったりした日々が思い出されます。

長い間つきあってくれてありがとう。おつかれさまでした。

iMac を下取りに出して iPod を買う

さて、今回は Apple Store 下取りサービス を利用しました。 Apple Store で Mac や iPod を 10,000 円以上買うと ソフマップのパソコン買取り で査定額から 15% アップ、らくらく買取 (クロネコヤマトから人が来て梱包と引取りをしてくれる) も手数料無料になるというキャンペーンです。

先日出た 第 7 世代 iPod nano を買ったときの注文を利用して申し込みました。なお現時点でネットで提示されている MA878J/A の最大買取金額 は 26,000 円でした (新型 iMac が発表される前はもうちょっと高かった)。

必要書類として Apple Store からの商品発送メールを印刷したものがいるのですが、これには iPod のレーザー刻印サービス やギフトメッセージなどのオーダーがばっちり記載されているので注意が必要です。

らくらく買取では クロネコヤマトの専用梱包箱 を無料で利用できるのですが、 24 インチ iMac は図体がでかすぎるためこれらが使えません。 2,000 円出すと純正箱を事前に送ってもらうサービスがあるので、やむを得ずそれに頼ることにしました。

HDD の消去は業者のほうでやってくれそうですが、念のためこちらでも Parted Magic を起動して shred -v /dev/sda しておきました。

もちろん消す前の HDD の内容は事前に Time Machine でまるごとファイルサーバに転送してあります。 iMac の HDD に取り残さした必要なファイルは、これから他の Mac にリストアすることができます。

余談: Parted Magic は当初 USB メモリから起動させようとしましたが rEFIt などを駆使しても無理ぽかったのであきらめて CD に焼いて起動しました。また Mac の Bootcamp で面白いこととして、OSX でペアリングさせた Bluetooth のキーボードやマウスが Bootcamp の別 OS では一般的な USBHID デバイスとして使えてしまう (Bluetooth ドライバ不要) というものがあります。 lsusb -v してみると Bluetooth HCI MacBookPro (HID mode) というデバイスが見えることがわかります。Mac がファームウェアレベルで Bluetooth デバイスをサポートしているからこそ可能な芸当といえるでしょう。

次期システム整備計画

すぐには代わりのものを買ったりせずに、しばらくは iMac がいなくなってあいた空間を見てどうするか考えたいと思います。当面は MacBook Pro (Mid 2009 SSD 換装済み) と ThinkPad Edge E130 でやっていくことになるでしょう。

iMac は液晶も見やすいしオシャレでよかったのですが、いささか図体がでかく空間利用効率が悪いためこれから新規導入する気はあまりありません (ディスプレイ入力端子でもついてれば別ですが)。

Aperture のようなソフトを快適に動かす目的ではたぶん Retina ディスプレイの MacBook Pro が省スペースで一番よいのでしょうが、いまどきのパソコンにしてはちと値段が高すぎですね。

結局のところ、安くなった IPS パネルの大型ディスプレイに VESA アームを導入して Mac やら PC やらをつないで使うのが、月並みではありますが身の程にあった選択かと思っています。 ASUS PA248QErgotron のアーム あたりにするのがよいでしょうか。

2012/11/10 18:50:00 JST