最近の買い物: ASUS PB278Q & Ergotron 45-248-026

昨年 11 月 に 24 インチの iMac を処分してからというもの、しばらくの間は自宅ではノート PC だけを使った質素な暮らしをしておりました。

しかしながら、せまい画面でエディタとブラウザを交互に見るコーディングをしたり、年賀状を 13 インチの MacBook Pro だけで作ったりしているうちに、やっぱり広いデスクトップがないと不便だという思いが募るようになり、冬休みに新しい液晶ディスプレイを買うことにしたのでした。


h2. 顛末

設置する部屋と机がかなりせまいので、せいぜい iMac と同じ 24 インチの UWXGA ディスプレイかなと思っていたのですが、いろいろ見るうちに UWXGA を超える解像度がほしくなってしまい、結局 27 インチ WQHD (2560×1440) の ASUS PB278Q を買ってしまいました。

実はこれと、新製品 LG 27EA83-D とでどちらを買うかで悩みました。 27EA83-D は非常に高機能で魅力的な商品でしたが、年末に出たばかりで人柱感が強かったこと、 品薄でかなり割高 であったことが問題となります。

最終的に 27EA83-D の Adobe RGB 99% 色域かつキャリブレータ付属というハイエンド仕様は自分には必要なかろうとむりやり納得させ、値段もこなれてすぐ手に入る PB278Q を元旦の未明に注文したのでした。 Amazon プライムで 51,637 円 で、ちゃんとその日のうちに届きました。

開梱し、ドット不良がないことや、設置スペースにも問題がないことを確認して安心したので、次は Ergotron のディスプレイアームを注文します。 MacBook Pro の Mini DisplayPort 出力をつなぐ前提なのでノート PC トレイの付属するデュアルアーム 45-248-026 にしてみました。 Amazon プライムで 24,452 円 。これも翌日に届きました。ヤマト運輸さんいつもありがとう。

ついでに MacBook Pro の Mini DisplayPort 端子を普通の DisplayPort に変換するアダプタ MINIDP-DPyodobashi.com に注文しています。これも 1 月 2 日に届きました。日本郵便さんいつもありがとう。なお DisplayPort ケーブルは PB278Q に付属しています。

アームを使って PB278Q と MacBook Pro を机の向かいの端に浮かせるように設置したところ、十分な距離と机上のスペースが確保できました。キーボードと A4 ノートを縦に並べておけるので、机の紙と鉛筆で考えつつ大画面でコーディングという自分にとって理想的な環境が実現できました。

さらに ThinkPad Edge E130 のような小型ノート PC を置いて使う余裕もあります。これは Synergy などでキーボード・マウスを共有して使うとよさそうですね。

感想

今回の買い物をこれまで使った感想を簡単に書きます。

ASUS PB278Q: 2560×1440 PLS パネル 27 型液晶

ASUS PB278Q 製品ページ

映像入力自動切り替えについては、何度も書きますがいまいちな仕様で残念でした。その上、後日 HDMI に PC をつないで DisplayPort の Mac と作業したときにいろいろ問題が発覚して軽く絶望を覚えました。

具体的には、複数入力があると DisplayPort の Mac の画面にうまく切り替えられない相性問題?があるようで、画面の明滅を数度繰り返したのち「DisplayPort 信号なし」となって元の入力に戻ってしまう不具合があります。

Mac 側の映像出力を DPMS スリープ状態にしてからディスプレイ側の入力を切り替えてスリープ解除するという手順で回避できることはわかったのですが、猛烈に面倒です。単一入力のみでつかうディスプレイとしては不満がないので、この不具合だけはただただ残念です。

27EA83-D は PinP 機能がついているそうなので、このような用途で使うにはきっと便利なのでしょう。今後同じパネルを使用する DELL U2713H が日本でも登場してくるようなので、これらの価格と仕様次第では、我慢ができなくなって買い替えなどを考えてしまうかもしれません。

Ergotron 45-248-026: LX デュアル デスク マウント アーム

45-248-026 製品ページ

実はこれよりもシングルアームの 45-241-0262 つ買うほうが安い のですが、45-248-026 にはノート PC マウント用のトレイ 50-193-200 がついてくるので、そのぶんの値段が入っているのでしょう。

作りは非常にがっしりしており、デュアルアームでもまったくぐらつきません。好きな位置に液晶ディスプレイを止められます。前述したようにディスプレイも MacBook Pro も浮かせてしまったので、非常に机のスペースが広くなりました。

注意点はアームの稼働範囲が後方に思ったより広いことでしょうか。好きな位置におくには設置点から壁の距離を 20cm-30cm ほど作る必要があります。アームの可動範囲が描かれた 詳細な寸法図の PDF があるので事前にシミュレーションすることは可能です。

またディスプレイとノート PC を並べて配置する場合、ノート PC 側面のコネクタに注意する必要があります。 MacBook Pro のコネクタ類は左側に集まっているので、右側に置く場合はディスプレイとかなり離さざるを得なくなってしまいました。

まとめ

ということで、この年末年始は自宅の幸せなコンピューティング環境を再び手にすることができたよい冬休みでした。

あまりに良くなったので毎日夜更かしをするようになってしまった上に、これまで抑えられてきたその他の物欲が増幅しつつあって危険な状態です。どなたかお年玉をください。

2013/01/18 20:40:00 JST